
向井氏インタビュー
TPOを意識しながら、
『狭く深くこだわるポイント』で
楽しむスーツスタイル
ビジネスの場で着るスーツやシャツは、単なる服装以上の意味を持ちます。それは、着る人の価値観や哲学を体現し、第一印象から信頼を生み出すための重要なツールです。DOIHOKOSHOが提案するウェアは、洗練されたデザインと卓越した機能性を兼ね備え、着る人の存在感をさりげなく引き立てます。
今回は、DOIHOKOSHOのスーツとシャツを身に纏い、ビジネスシーンで活躍される向井さんにインタビューを実施。着用感や印象、そして仕事における服装の役割について伺いました。
INTERVIEW
- どんな仕事をしているか教えてください。
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メインの仕事はBtoB営業アドバイザーとしての活動です。企業の経営者や事業責任者に対し、継続的に売上を上げていくために営業戦略や営業プロセス、営業管理や組織開発、具体的な営業活動に至るまで成果を創出することを阻む原因を特定して解消するためのアドバイスを提供しています。
その他、大学院にて教鞭をとったり、ビジネスイベントで登壇したり、私塾を開講して営業を教えたり、とBtoB営業に関する様々な活動をしています。
- 仕立てたスーツ、シャツの印象はいかがですか?(どんなシチュエーションを想定して作ったか、どんな場面で着たいか、その他感想など)
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比較的若手の営業職の方々と関わることが多い中、一般的には不人気職種である「営業」という仕事を通じて「良い人間性」や「良いライフスタイル」を実現してほしいという思いもあります。私のライフスタイルや服装、持ち物を見た営業職の人たちが「少し憧れる」という存在でいたいな、と勝手ながら思っています。
私自身が営業活動を行うというシーンではなく、営業を教える、というシーンが主となります。加えてお相手は役職者であることが多いので、「安心感」や「信頼感」が必要であると考えています。よってビジネススタイルにおけるスーツには、落ち着いた色味でクラシックな形、際立ったファッション性は無いものの、見る人を不快にさせない、ということが求められます。
今回仕立てたスーツはグレーとグリーンの表情を楽しむことができ、ブラウンのストライプシャツとの相性がとても良いですね。決して目立つスーツではありませんが、体に見事にフィットした仕立てと生地の適度な艶感がとても良い印象を与えてくれるものだと思っています。
また、シャツは初めてブラウンのストライプにしましたが、思っていたほど主張が強すぎることなく、スーツや私の雰囲気にマッチしていたことに驚きました。何歳になってもこういう『新しい自分との出会い』は楽しいものですね。多くの人にこの感覚を味わってもらいたいです。
とはいえ、スーツは基本的にビジネスシーンでの着用となるため、他者に対して違和感を与えたり不愉快な思いをさせてはならないものです。つまりビジネスにおける服装は『減点をしないこと』はとても大事だと考えています。
- あなたにとって、お仕事で着用するスーツやシャツとはどんな存在ですか?
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まず第一にあるのは『仕事で関わる他者に対して違和感を与えたり不愉快な思いをさせないこと』です。仕事における服装で大事なことは、お洒落であることよりも上記の点だと考えています。
いわゆるTPOをわきまえながらも、その範囲の中で自分のこだわりを見つけていく。フォーマルにはルールがあるので、カジュアルよりも自分のこだわりを表現する範囲が狭い分、深くこだわるところを見つけてこだわっていくと楽しいですよね。
例えば靴、鞄、時計、メガネ、ペン、ネクタイ、カフリンクス、タイピン、ポケットチーフ、ハンカチなどなど。じつはたくさんあるんです。こういう『狭いけど深くこだわるポイント』を見つけられると、日々の仕事において楽しみが増えますから、やる気が出たりモチベーションが上がったり、と繋がっていきますね。
- 普段のお仕事では、どのような格好で働かれることが多いですか? また、スーツやシャツをオーダーしたことはありますか?
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カジュアルにTシャツやパーカー等で仕事をすることもあれば、スーツを着てタイドアップすることもあります。どこに行くのか、何をするのか、誰と会うのか。これらによって当日の装いを決めるようにしています。
外出時は基本的に車での移動が主なので、ジャケットにシワが入らないように気をつけるようにしています。スーツやジャケット、シャツをオーダーするので、気に入ったものを長く着用したいと考えています。
- 働き方改革やコロナを経て、ビジネスファッションに対しての考え方の変化はありましたか?また、スーツの着用頻度は変わりましたか?
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コロナ禍においては、リモートワークが中心となり、スーツを着用する頻度は大きく減りました。ほぼ無くなったとも言えます。
バストアップの映像で仕事ができるため、ジャケットを着ればそれなりにきちんと見えるので、ジャケットだけを仕立てていました。
しかし現在は大きな揺り戻しがきており、積極的に外に出ていろんな人たちにお会いし交流するようにしていますし、オフラインの登壇や講演といったお仕事は積極的にお受けするようにしています。
そういう時にはスーツを着たりタイドアップするいい機会でもあるため、コロナ前の時以上にスーツを楽しんでいる自分がいます。
向井様ご着用アイテム
シャツ :¥22,000
(Fabric:Royal aribbean cotton Gold)
スーツ :¥173,800
(Fabric:Vitale Barberis Canonico)
ネクタイ:¥15,400
(Fabric:Domestic)
PROFILE
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向井俊介について
ウェルディレクション合同会社
代表社員
向井俊介(むかい・しゅんすけ)
約20年にわたるIT業界でのB2B営業経験を基盤にもつ。国内大手IT企業から外資系3社まで多様な事業環境で成長を牽引。グローバルNo.1プレイヤーやマネージャーとして400%成長を牽引するなど、常に卓越した成果を創出してきた。
2020年7月にはウェルディレクションを創業し、業種・規模を問わず、組織が自律的に成長し続ける「自走型営業組織」の構築を支援。2023年には社会構想大学院大学で実務教育学の修士号を取得し、営業戦略とマネジメント理論を高度化。現在は事業構想大学院大学の客員教授として知見を体系化し、大手企業の経営層が求める持続的な営業成長を実現するパートナーとして活動している。